アパケン~賢く生き残るアパート建築のコツ~
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3,000万でアパートの建築はできる?

アパート建築を検討されている方の中には、「3,000万円くらいの予算で、一体どのくらいの規模の物件が建てられるのだろう?」と疑問に思われている方も多いのではないでしょうか。建築費は、構造や地域、そして選ぶハウスメーカーや建築会社によって大きく変動します。本記事では、3,000万円という予算で建てられるアパートの規模や、諸費用、物件を建てる際に注意すべき点などを、わかりやすく解説していきます。

3,000万円で建てられるアパートの規模は?

3,000万円でアパートを建てる場合、建築本体費用の他に、諸経費として約15%の費用が別途必要です。また、建ぺい率などによって建てられるアパートの広さは制限されます。3,000万円の予算で建てられるアパートの規模は、構造や地域によって大きく異なる坪単価によって決まるため、具体的なプラン作成には、ハウスメーカーや建築会社への詳細な相談が必要になります。以下の解説では、平均的なケースをご紹介しています。

構造

3,000万円台でアパートを建てる場合、木造と軽量鉄骨造が一般的な選択肢です。木造は通気性や断熱性に優れ、軽量鉄骨造は耐久性が高いという特徴があります。坪単価は、木造が約77万円、軽量鉄骨造が約80万円とすると、それぞれ約38坪、36坪のアパートが建てられます。ただし、人件費なども考慮すると、実際の坪数はもう少し減少してしまう可能性があります。正確な費用や間取りについては、事前に施工会社へ確認することが必要です。

階数

3,000万円の予算を考えた場合、アパートの階数は2~3階建てが一般的です。最近では木造建築でも4~5階建ての物件がありますが、法律的にエレベーター設置が必要となり、建築費が大幅に増加します。また、建物の規模が大きくなると、維持管理費や修繕費も高額になるため、長期的視点で見ると、小規模な2~3階建てのアパートの方が費用対効果が高いと言えるでしょう。ただし、土地の広さや地域の規制など、さまざまな条件によって建てられる階数は異なりますので、建築会社に相談し、最適なプランを検討することが重要です。

延床面積

3,000万円の予算でアパートを建てる場合、木造なら約38坪、軽量鉄骨なら約36坪のアパートが目安です。しかし、建築予定の土地の広さにより、建ぺい率違うため実際に建てられる面積は異なります。アパート建築を決定する前に、希望する広さの建物が建てられるかどうか、建築会社に正確な調査を依頼することが重要です。例えば、35坪の土地であれば、2階建てで約20坪のアパートを建てることが可能です。しかし、地域の条例などによって制限される場合もありますので、必ず専門家に相談してください。

費用内訳

3,000万円の予算の場合も、基本的に費用内訳は、本体工事費以外に、付帯工事費用・設計費用・諸費用などがかかります。予算上では、本体工事費が最も割合を占めており、次いで付帯工事が本体工事の20%程度、諸費用が10%程度、設計費が1~8%程度となっています。ただし、この数値はあくまでも目安です。建築計画を立てる場合には、建築会社に見積もりを依頼して、しっかりと正確な予算で計画を立ててください。

まとめ

ご紹介してきたように、3,000万円の予算でアパートを建てる場合には、小規模なものになる可能性が高いです。しかし、地域により条件が変動しますので、複数の建築会社から相見積もりをとることをおすすめします。

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