アパケン~賢く生き残るアパート建築のコツ~
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50坪のアパート建築

50坪の土地は、広すぎず狭すぎない魅力的な土地だといえます。注文住宅を建てるとすると、4LDKに駐車場付き程度の広さです。マンション・アパート・借地・トランクルームなどなど、様々な方法に活用できます。

そんな50坪の土地を、アパート建築で活用する場合の費用相場や、運営のポイントをまとめました。

目次

50坪のアパート建築費用相場

政府統計の総合窓口(e-Stat)が発表している「建築着工統計調査(2022年)」のデータによると、共同住宅(貸家)1平米あたりの建築費単価は、木造17万円、鉄骨造26万円、鉄筋コンクリート造(RC造)27万円でした。

これを基準に、単純計算で50坪のアパート建築にかかる費用を計算*すると、木造約2,810万円、鉄骨造約4,298万円、鉄筋コンクリート造(RC造)約4,463万円となります。

*50坪=165.29平米と考え、各建築費単価に165.29を乗算しています。

構造 木造 鉄骨造 RC造
建築費用相場 約2,810万円 約4,298万円 約4,463万円

※参照元:政府統計の総合窓口(e-Stat)「建築着工統計調査-建築物着工統計(2022年)」(https://www.e-stat.go.jp/dbview?sid=0003114524)

※この統計調査の集計項目には、建物本体の工事費のほかに、設備費用(電気・ガス・給排水・冷暖房など)も含まれています。また、建築費用は1フロアを基準としており、2階建て、3階建ての場合は延床面積、建ぺい率、容積率などによって費用が異なります。

50坪の土地は約165平方メートルであり、畳100枚分、間取りにすると4LDK程度となるため、戸建住宅としては十分な広さがあると言えるでしょう。しかし、部屋数を多くして収益を上げる目的でアパート建築をするのであれば、それほど広い土地であるとは言えません。建築費用が高くなる割に、建ぺい率などで思うように部屋数を増やすことができないこともあるため、土地活用には十分な検討が必要となります。

50坪のアパート経営の収益見込みについて

50坪の土地はアパート建築するためには決して余裕があるとは言えません。都市部の建ぺい率を80%とすると実際には30坪ほどの建物しか建てられない場合もあります。建築費用を回収したうえで収益を上げることを考えるのであれば、アクセスや周辺環境に恵まれており、家賃を高く設定しても満室が期待できる土地でなければなりません。一方、建ぺい率50%、容積率100%の用地であれば単身者向けの部屋が5~6部屋造ることが可能です。仮に7万円の家賃に設定した場合、毎月35~42万円の家賃収入を得ることができるでしょう。

50坪でアパートを建てた人の口コミ

お金がないから賃貸に住むのではなく、お金はあるけれどライフスタイルなどを考え、マイホームは必要ないという人をターゲットにした、より良い賃貸住宅を建築したいと考えました。決め手は創業40年以上という実績が示す信頼感、ISO9001取得による品質の保証、スタットボードを使った鉄筋コンクリート(RC造)でより優れた耐久性・省エネを実現した独自の内断熱工法の採用。

※引用元:朝日建設株式会社公式HP(https://asahi21.co.jp/wp/koe/オーナー様の声%e3%80%80シャトーライフ/)

確認しておきたいアパート建築の規制

アパートを建築する際に規制条件となる1つに建ぺい率があります。これは敷地面積に対する建築面積のことであり、50坪の土地があっても建坪50坪のアパートを造ることができるとは限りません。仮に土地の半分に建物を建てて駐車場を確保するとなると、部屋数はさらに少なくなってしまいます。また、道路との距離や隣の家との距離、採光や換気の問題なども考慮しなくてはなりません。これらは、建築基準法のなかで集団規定として基準が定められています。また、土地の用途制限が厳しいエリアもあるため事前にきちんと調べておくことが必要です。

50坪アパートの経営のポイント

アパート建築を選択した場合、前述の通り初期費用が高く、入居者が集まりやすいアパートを建築しなければなりません。

木造では柱などスペースを使う工法が使用されてしまいますので、部屋がやや狭くなってしまう可能性があります。このため、一定の広さが必要と考えられるファミリー向けのアパートを建てる場合、モノコック構造(壁式鉄筋コンクリート構造)といった非木造様式での建築がお勧めです。

モノコック構造は壁によって建物を支える構造の事で、空間を広くできる工法です。技術が必要な工法なので、対応できる建築業者をしっかりと選ぶと良いでしょう。

坪数ごとの費用相場まとめ

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